君とみたあの夏の流星群。
それ以上の関係を望まない方がつらくないから。
だって……
碧都の未来に私は───
『悪いけど、俺、好きな人いるから』
えっ?
この声……
廊下から聞こえたきた声は、いつも傍で耳にしている声。
誰かの告白を盗み聞きするのは、ダメだと分かっていても、私は、廊下に耳を澄ました。
『……皐月くんの好きな人って、七瀬さんのこと?!』
皐月くんって、やっぱり……告白されてた相手って碧都だったんだ。
『それ、君に言う必要ある?』
いつもより、冷たい碧都の声。
『……だって、2人は付き合ってるわけじゃないでしょ?!なのに、七瀬さんは、いつも幼なじみだからって一緒にいて!』
ズキッと女の子の言葉が胸に刺さる。
碧都のことを好きな女の子からしたら、幼なじみである私の存在は、邪魔でしかないから。