君とみたあの夏の流星群。

本当は、碧都から告白された時、すごく嬉しくて、私も「碧都が好き」って返したかった。


いっそのこと、私の片想いのままだったら良かったのに……


でも……

私は、幼なじみでいることを選んだ。


あと、どれくらい生きられるのかも分からない私じゃなくて、


碧都には、別の人を好きになって、恋をして欲しいから。


「……これで、良かったんだよね……」

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