君とみたあの夏の流星群。

保健室に向かいながら、俺は、星祈を心配する気持ちと……
嫉妬にかられていた。


樹は、誰に対しても気遣いが出来る、優しい奴なことを俺は、よく知ってる。


だから……

体調が悪そうな星祈と偶然、居合わせて、保健室に連れて行っただけで、下心があったわけじゃないことくらい分かってる。


でも、俺は……
その時に、星祈と会ったのが俺だったら……そう考えてしまう。


それに、星祈は、小さい頃から体調が悪くても我慢してしまう性格だった。


星祈のことをずっと、近くで見てきたのに……


結局……
嫉妬するだけで、何にも出来なかった。


自分が情けない。

< 48 / 349 >

この作品をシェア

pagetop