君とみたあの夏の流星群。
□□□

───帰り道


夕方だというのに、まだ、外は明るくてしかも、暑い。


碧都は涼しい顔をして歩いているから、そんな横顔をひっそりと、眺める。


かっこいいな…。


「何?どうかした?」


不意に横を向いた碧都と目が合って、私は、慌てて、顔を逸らす。


えっと、何か話題を……


「えっ、あっ……あっ、そうだった!碧都、良かったら、今日、夕飯一緒に、食べない?」


「ん?嬉しいけど、昨日もご馳走になったばかりだし、迷惑じゃない?」


「ううん、お母さんが碧都を誘ってって言ってたから、大丈夫!
なんか、張り切ってカレー作りすぎたみたいで……」


「そう…なら、遠慮せず行く」


そう言った、碧都の表情は嬉しそうに見える。


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