君とみたあの夏の流星群。
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それからは、ブラブラとショッピングモール内を歩いて、色んなお店を見て回っていた。


大型ショッピングモールとあって、1日ではとても回りきれない程広くて、人も多いせいもあってか、


ちょっと……歩き疲れたかも。


運動不足気味と私とは反対に、運動部に所属している瑠奈ちゃんは、疲れているようには見えない。


瑠奈ちゃんが羨ましいな…。


「ねぇ、星祈!今度は、あそこのお店見て見みない?」


「う、うん…」


「もしかして、星祈、疲れた?」


私の声の調子が気になったのか、瑠奈ちゃんは心配そうな顔をして見つめてくる。


「えっ?そんなこ──」


私の言葉を遮るように、瑠奈ちゃんが言う。


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