好色歯科医が初めて真剣な恋をしました

真美は 歯科医としての駿平を 尊敬していた。


駿平は 見た目も おしゃれで 若々しいし。

一緒にいて 楽しいから。

抱かれることは 嫌じゃなかったけど。


真美にとって 駿平は 恋愛の対象ではなかった。

立場も違うし 身分も違う。


自分が わかっていれば それでいい。


そう思いながら 真美は 

誘われると 駿平に応えてきた。


ずっと それだけのつもりだったのに。


『どうして 今更…』

真美もまた 自分の感情に 戸惑っていた。


3年も そんな関係を 続けてきて

1度も 不満に 思ったことなんて ないのに。


駿平の誘いを 待ちわびていることが

自分でも 信じられなくて。


真美もまた ひどく困惑していた。





< 23 / 74 >

この作品をシェア

pagetop