好色歯科医が初めて真剣な恋をしました

翌朝 駿平が目を覚ますと

真美は キッチンで 朝食の準備をしていた。


「真美。おはよう。」

「あっ。先生 おはようございます。」

「早いね。よく眠れなかったの?」

「ううん。ぐっすり眠れて すっきり 目が覚めたの。」

「何 作ってくれたのかな?」


駿平は 手元を覗くふりをして 

真美を 後ろから 抱きしめた。


「うーん。先生…」

「美味しそうな サラダ。」


綺麗に 盛り付けたお皿から

駿平は プチトマトを ひとつ摘む。


半分齧って 残りを 真美の口に移す。


「先生〜?」

「ご飯の前に 真美。」


駿平は 真美を抱き上げて

もう一度 ベッドに戻ってしまう。





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