幼女総長と不良たち
「・・・それで呼ぶな。凌久にしろ。」
「・・・凌久。」
「・・・・・・」
私を見つめる凌久の瞳が揺れる。
安心感からか私はあくびを一つすると、タオルを離しぎゅっと凌久の白いシャツを掴んだ。
すると凌久がまた優しく私の髪を撫でる。
「・・・今日からこれを飼う。」
え。
するすると私のチリチリの髪を手でとかし、凌久が私の髪先にキスをした。
ごめん凌久、私昨日、髪の毛洗ってないや。
「・・・飼うって・・・ダメだよ、
ボクだって飼いたいのに。」
「まるで論点がずれてる。」
論点よりも「飼う」という言葉がずれている。
「敵の総長を飼うって・・・そもそも喧嘩を売る予定だったのに。」
洸太郎が足を組み換え、呆れ顔で溜め息を漏らす。
「しょうなの??私の血じゃなくってケンカなの??」
洸太郎がしゃべったのに何故か凌久を見る私。
だって私に話があるのは凌久だって言ってたし。
「・・・・・・」
見上げる私に凌久が無言で私の頬を撫でた。
掌で撫でた後、下から指の甲で撫で上げる。
あったかい手だ。