幼女総長と不良たち

スーツのジャケットを綺麗に脱ぎながら洸太郎が続けた。


「まあね、君の血よりも
"bad jorker(バッドジョーカー)"に喧嘩を売りたいんだよ。」


「・・・・え?"bad "??」


「・・・?・・・君らのチーム名でしょ??」


洸太郎が冷静に私を上から嘲笑(ちょうしょう)する。

ハン君がタイムラグで鼻で笑うのが分かった。


おいこら誰だ。

そんなお笑いプロレス団体に所属してそうな名前付けた奴!

100%悪役ネームじゃないか!



「下っ端呼ぶのめんどくせぇ。俺はトップ5人に喧嘩売れりゃいんだよ。」


凌久の大きな両手に頬を挟まれた。

全然喧嘩を売ろうとしている人の動作に思えない。


「じゃあ5対5のデスマッチだね。」


「え・・・・デしゅマッチ?!
な、何のために??」


不良が不良に喧嘩を売る理由なんてあってないようなものなのに、どうしても理由を探ってしまう理系女(りけじょ)の悲しい(さが)


「・・・・何だろうね。
ボクが君に惚れたから。かな。」


ハン君がずいっと私に顔を近付ける。

凌久が人差し指でハン君の額を押し返した。


「近い。」


ハン君の言葉に思わず顔が熱くなる。


「え?!
ほ、惚れたって・・・///
話があるのは凌久じゃないんでしゅか??」


「うん。とりあえず伊東さんを呼んで来いって言ったのは凌久だよ。
でも、何て言うか、それぞれ喧嘩を売りたい理由は違うんだよ。」



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