好きって言わせるから。



「やっぱお前には敵わないわ」




気づけば、終わったころに夕日は沈みかけていた。




息を切らす叶斗と黒瀬くん。




なんとも接戦の勝負を勝ったのは叶斗。




嬉しいのかなんとも思ってないのか…




感情がが読めない叶斗の表情。




だけど分かるのはまだ怒っているということ。




「もうこいつに手出すな。あと、関わんな」




黒瀬くんに冷たくそういうと鞄を持って歩きだす叶斗。




ちらっと私を見る叶斗は何も言わないけど帰るぞというように足を止めて待っている。



< 216 / 257 >

この作品をシェア

pagetop