好きって言わせるから。
朝、起きてリビングへと向かうと…
「あっ、お母さんっ!」
「あら心桜、今日は早起きね」
「うんっ」
「朝ごはんできてるわよ。顔洗ってきなさい」
夜お母さんが出かけて行って、てっきり朝いないと思ってた。
朝ごはんをつくるためにいつもより早く起きたのだけど必要なかったみたい。
あの後叶斗は家に帰ってしまい落ちていた携帯の電源を入れると5件ほど叶斗からの連絡が入っていた。
心配してくれてたんだって思うとちょっぴり嬉しくなった。
けど……
叶斗は優しいから…
誰にでも同じことするしたまたま私が連絡ないことをお母さんから聞いたから…
ただそれだけだから家に来てくれただけだよね。
変な期待でもして後々悲しみに突き落とされるくらいならこうして自分の期待をかき消すように閉じ込めたほうがいいって思うんだ…