キミのことが好きすぎて


ーー翌朝、アラームよりも前に目が覚めた私。



「ふぁぁ」



時計の針は、いつもより1時間早い時間を示している。

だけど、私の目はパッチリ開き、頭の中はスッキリしていた。



「よしっ!」



さっさと身支度を済ませて、勢いよく家を飛び出す。



「いってきまーす」



気分爽快のまま、学校に向かう。

私は朝練で早く来る人たちと同じ時間に着いた。


校舎には入らずに、そのまま校門に背を預けて悠真先輩が来るのを待っていた。


しばらくして、登校する人が増えてくるけれど、その中に悠真先輩はまだ居ない。


キョロキョロと見逃さないように探しているけれど、まだ見つけることは出来なかった。

もちろん、私が悠真先輩を見落とすなんてことは絶対にありえない。


通り過ぎる人達を横目に、先輩の姿を逃すまいと視線だけを動かして見ていた。


だけど、先輩はまだ来ない。

集中して見すぎたのか、少し疲れてきたので、休憩しようと視線を下げたその時、視界の端に見慣れた姿が映った。

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