俺の彼女は魔法使い
「んっ………」


朝の6時を過ぎた頃

鳥の鳴く声が聞こえつつ、日差しが窓の外から入ってきだしたその頃に、彼女が小さくそう声を出した

彼女はゆっくり目を開ける

ポーっとしながら俺を見上げる形でこっちを見てくる


可愛いけど、今の俺には酷過ぎる……


数秒、時が止まったかのような時間が流れると、次の瞬間彼女は覚醒したのか、目を見開いた


やばっ!


そう思って、彼女が口を開く瞬間に、手で彼女の口を押さえる


「ストップ!!叫ぶなよ!何もしてないんだから叫ぶなっ」


声を押さえながら俺が言うと、彼女は戸惑いの瞳で俺を見上げた


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