俺の彼女は魔法使い
彼女が叫べば、誰かが来るだろう

こんな状況見られたら、誤解されるに決まっている

それは避けたい……

後々何と言われるか

彼女がもう叫ばない事を悟り、手を離して一通り昨日の出来事を話していく


「うっ…そ……」


全てを話し終えた後に彼女がした第一声はこれだった

ええ、俺が嘘だと思いたい


「うん、ほんとだぞ~」


そう言って俺は苦笑しながら彼女を見つめた

そうすると、彼女は俺からの視線をそらしてうつむく

可哀そうなのは俺の方だと思うんだけどなぁ~

そう思いながらも、この状態をとりあえずどうにかしないといけない


「一応、まだ6時だし。部屋戻って寝なおしな。じゃないと、この状態見つかったら誤解されちゃうから」


優しく言うと、彼女はうつむいた状態から、コクリと頷いた

部屋の場所を教えて、彼女を見送ると、俺は死んだようにベッドに倒れこんだ

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