好きなんだから仕方ない。
魂だけで見たら一番幼いという訳ではないんだけどな。泣いていたという事や七人目という事に関係があるのか。エミィ様自身、七人目って事を気にしていたみたいだしな。
単純に考えれば一番最後、七番目に神として選ばれて任に就いた一番新米だって事か?順番通りに集めただけならそうだろうが、泣いていた事と関係しているのだろうか。

「気になるの?エミィ様がどうしてあそこまで干渉されているのか」

「同じ神でも、特別扱い過ぎやしねぇか?過保護な親でも見ている気分だ」

「エミィ様を失うと痛手だから。まぁ、いつ思い出すか分からない記憶にびくびくしている神々もどうかと思うけど?仕方無いんじゃない?強力な味方にして最悪の敵になっちゃうし」

何の話をしているんだ。そんな表情をしていたのだろう。話しかけてきたシアラ様の使いは驚いた顔をして忘れてほしいと頭を下げてお願いしてきた。知っていると思っていたんだと。
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