蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
それから数時間後、私は一人かなり広いリビングのフローリングの上で大量の荷物と共に正座をしていた。
この状況をどうしていいのかが全くわからない。
さっきまでお母さんまでいたこの部屋はうるさいぐらいだったのに、一人になった今はシーンと静まり返っていた。
私は座ったままキョロキョロと周りを見渡すも、何もかもが私の家と違い戸惑いを隠せない。
私の育った家は典型的な日本建築の家で、もちろんキッチンなどは普通だったし、自分の部屋も洋室だったが、こんな広いリビングに、モデルハウスのような家具が置かれ、最先端だろうオーディオ機器が並べられている。そして極めつけは大きな窓から見えるその景色だ。
昼間の空はどんよりとした雲が覆っていたが、今はしとしとと雨が降り、明るい東京のネオンと雨がぼやけ、むしろ幻想的にすら見える。