蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】
「抱いたらもう鏡花を離せる気がしなかったんだよ。だからもう真翔に返してやれないそう思ったから」
観念するように口を開くと、蓮人兄さまは息を整え、私を抱き寄せた。
「それぐらい鏡花に触れたくて、触れたくて仕方がなかった。それからはもう箍が外れた」
少し申し訳なさそうに言った蓮人兄さまに私はホッとして笑顔を向けた。
「その意味なら良かったです。」
しかしもう一つ気になっていること、それはあの女性との会話だ。
「じゃあ、今日、カフェで話していた女性は?」
「え? 今日? ああ、秘書の立花……」
言葉を止めると、ようやく納得したように蓮人兄さまはうなづいた。
「あの会話も聞かれてたわけか」
「はい、断片的ですが。仕方がないとか、最低だとか」
もはや諦めたような蓮人兄さまは、チュッと私にキスをする。