何億もの星に想いをのせて。〜キミには敵わない〜
同い年って自分から言ったらダメじゃないか。
バレるところだったぜ...。
すぐさま訂正して言い直す。
「あ、本当に同い年だ!これからよろしくね」なんて言って彼女は笑顔を僕に見せる。
やめてくれ、その笑顔。
純粋そうに見える笑顔はいらないんだよっ...。
だってキミは、俺をっーー。
だから俺は絶対に許さない。
俺は殺気がバレないように上手く隠す。
もちろん顔も、満面の作り上げた笑顔で。
『はい、よろしくお願いします。』
と言って俺は職員室へと向かった。