心-ココロ-

キラキラの高校生活が始まる。

とは言ったものの…消極的な性格は直るわけがなく。

友達作りが全くできない。

あっという間に周りは、グループができてしまった。

高校デビュー失敗か…。


ある日、涼くんからLINEがくる。


<今日放課後会える?>

<会えるよ>

<じゃあ、駅前のカフェで会おっか>

<うん!>


楽しみにして、カフェの前で待っていると、私と目が合い駆け寄ってくる涼くん。


「ごめん、待たせちゃった?」

「ううん、今来たとこ」

「…そう?」

「入ろ」

「うん」


各々注文して、なんとなくツーショを撮る流れになる。


「初めてじゃない?ツーショット」

「そうだね」

「ロック画面、お揃いにしない?」

「あ、いいね」


私は涼くんに写真を送り、一緒にロック画面を設定する。


「いつでも好きな子眺められる」

「っ…」

「え、何照れてんの?」


涼くんは笑った。
そうだった、付き合ってるんだった。
両想いなんだった。


一頻り話して、帰ることにする。

帰る方向は一緒。並んで歩く。

ふと手が当たる。
すると。

手を繋いできた。


「いいじゃない、琴葉」

「まだ、早くない…?」

「手くらい繋ぐでしょ。付き合ってるんだから。それとも、嫌?」

「…嫌じゃない」


涼くんは微笑んだ。

バイバイしたくないな。ずっと一緒にいたい。


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