トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
澪は夜勤のため時間に余裕がある。

「湊斗、練習に行ってね。昨日鍵ももらったし適当にバスに乗って帰るから」

「送らなくていい?」

「用心しないとね」

「わかった」出る時間が迫ってきた湊斗は澪の言葉に甘え出掛けていった。

時間のある澪は掃除や洗濯、残った食材で作り置きの料理をし、お昼過ぎに湊斗のマンションを出た。

コンシェルジュの前を通る時、昨日の女性に睨まれた気がするのは、気のせいではないはずだ。



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