トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
次の瞬間、バンッと一気に扉を開けた。

侵入者は、勝手に部屋に入りソファに座り、澪の服をハサミで切り刻んでいた。

そして、音に驚いて振り返る。

「あなた…。」澪はビックリして固まった。

自分の服が切り刻まれている事よりも、知ってる人が座っていたからだ。

そう。

普段から澪を敵視していたコンシェルジュの女性だったのだ。
マンションの部屋に入れたのも、澪の連絡先を知る事が出来たのも、この女性なら可能だ。

スゴイ形相で澪を睨んでいる。

「なんで…。」呆然としながらも呟いたひと言。

「なんでですって?湊斗様は私の物なの。ずっとずっと何年も好きだったの。だからこのマンションのコンシェルジュの仕事に就いたのよ!」と叫ぶ。

今にも、ハサミを振りかざして襲って来そうな勢いだ。

「…。」澪は、身勝手な言い分に言葉も出ない。




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