トップリーガーの恋~おまえの心にトライする~
秘密の交際
湊斗は浮かれていた。
何せ、想いが伝わり頑なな澪と付き合う事が出来たのだ。

昨日、ドライブをしながら今後の話をした。

湊斗は、今の自分の状況を説明した。澪は、テレビをあまり見ないので、湊斗の騒がれている様子は、病院での看護師達の騒ぎしか知らない。

「まだ騒ぎが収まってなくて、自由に出歩く事は難しいんだ」

「そうなんですね。でも、私は普段からそんなに出歩かないし、目立つのは嫌なのでちょうどいいです」

「澪は、病院の近くに住んでるんだよね?」

「はい。同僚達も住んでるマンションです」

「じゃあ、次会うときは俺のマンションでもいい?」

「構いませんけど、ご迷惑じゃありませんか?」

「迷惑なわけない。次の休みに迎えに行くな」

「わかりました」

「当分コソコソする感じになって申し訳ない。何も悪いことしてる訳じゃないのに」

「いえ。こちらこそ、同僚達にバレて煩くなるより助かります」

「あっ、あと喋り方は普通がいい」

「わかった」

とふたりの間で決まったのだった。
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