イジメ返し―新たな復讐―
さっきの態度からしても間違いないだろう。あの二人はあたしを陰でいつもバカにしていたに違いない。

友達の振り……あたしの味方のふりをして。

「あたしが守ってあげようか?アイツらから」

「え?」

「アンタの悪口言ったりしたら、あたしが言い返してあげるから。アンタがイジメられないようにあたしがアンタを守るよ」

「カスミちゃんが……?」

「人の容姿のことをあれこれ言うような人間って最悪じゃない?あたし、ああいうやつら許せないんだよね」

カスミちゃんの口からそんな言葉が飛び出すなんて信じられなかった。

でも、クラスを牛耳っているカスミちゃんがあたしの後ろ盾になってくれるとしたらこんなにも心強いことはない。

ゴクリと生唾を飲み込む。

「大丈夫だって。あたしに任せてよ。あたしがアンタのボディーガードになってあげる」

「う、うん。ありがとう」

ボディーガード……か。

正直、香織と杏奈に悪口を書かれていたのは頭に来ている。でも、高校に入学してからずっと仲良くしていてくれた子たちだ。

その子達と今後もうまくやっていきたいという気持ちがあった。

カスミちゃんがあの二人に何かをするとかそういうことでないならば頼むのも手だ。

あたしは3人でこれからも仲良く過ごしたい。

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