わかりきったことだけを、
フミちゃんは、さっき会ったばかりのおばあちゃん先生のこと。
私と羽瀬くんのやりとりを“仲良し”という、多分眼鏡の度数が合っていない変わった先生。
そういえば、羽瀬くんは英語科準備室でなにをしていたのだろう。
2年生の英語も理解しているレベルだ。先生に教えてもらうことなんてほとんどないだろう。
まさか実は先生とできていて密会…なんてことはあるわけがない。
フミちゃん先生はもうすぐ定年だし、たしか孫までいた気がする。私たち生徒は孫に値しても良い年齢なのだ。
つまり禁断関係の可能性は限りなくゼロに近いのだ。
余計に、羽瀬くんがあそこにいた理由が分からなくなってしまった。