君がいたから

「ありがとう。
結愛ちゃん一つ質問があるけど最近腰とか痛くない?
これは大事なことだから絶対に嘘つかないで 」


「痛い ウッ…グスン」

蓮先生の真剣な顔と痛みが限界まできていたので本当のことが口からこぼれた。


「腰の痛みと、あざ少し気になるから
結愛ちゃん、これから少し検査するよ 。
部屋移動しようか」


一瞬だけいつも笑顔の蓮先生の表情が
曇った気がする。


変な病気だったら…
そんな暗い考えがより強く頭によぎる。




「じゃあ、結愛、私たちは帰るから
頑張ってね 」


「早く良くなってね 」


蓮先生に身体を支えられて移動する途中
2人が手を振ってくれた。


「…ありがとう。すぐに治すから」


心が潰れないように
わざと明るい声を出してみる。




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