直球すぎです、成瀬くん




その直後、額に骨張った何かが当たり、私は恐る恐る目を開けた。



「……熱はねーけど…」


そう言うと、そっと私の額から右手を離した。



………ね、熱を測ろうとしてくれたのか………!


…どうやら私は、身の程知らずのとんでもなく恥ずかしい勘違いをしてしまったらしい………成瀬くんは私なんかにそんなことするはずないのに…………!!




「…おまえ、顔赤くね?」

「あっ、赤くないです!全然!」

「いや、赤いけど?この辺とか…」

「なっ、何でもないです…!!」



勢いよく起き上がり、必死で否定する。


こんなの、成瀬くんに勘付かれたら羞恥心で……



「……もしかして、何か期待した?」

「っ!?」


片方の口の端をくいっと引き上げ、面白がるように私を覗き込む成瀬くん。



「しっ、してませんっ!!」



もう!!絶対もう勘付かれてる……!!!!



恥ずかしさがピークに達した私は、成瀬くんから逃げるようにカーテンの外へ飛び出した。


そして、ドアに手をかけたところで、後ろから成瀬くんの声が飛んできた。



「あとおまえ、ちゃんとボタン閉めてから戻れよ」

「っ!」


言われて、慌てて自分の胸元を確認する。



そうだった………!!!!



胸元を押さえて振り返ると、ベッドに腰かけた成瀬くんは、肩を揺らして笑っていた。



完全に面白がってる………!!!!!!





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