直球すぎです、成瀬くん
「…色々見たけど、あたしはやっぱり金閣寺かな」
そんな中、口を開いたのは玲可ちゃん。
「金閣寺ね!あたしも迷った!それならあたしは京都駅ビルかなあ〜お土産買いたい!」
「お土産なら清水寺でたくさん買えそうじゃん」
「清水寺は清水寺、駅ビルは駅ビルで買いたいの!」
頬を膨らませたまりなちゃんを見て、百叶が続いた。
「私は伏見稲荷行きたいな」
「伏見稲荷ね!あの鳥居がすごいところ!」
「そう、迫力ありそうじゃない?」
確かに確かに!とまりなちゃんが頷く。
「じゃあ柚は?行きたいところ!」
……成瀬くんのおかげか、お店のリサーチは前よりもマシになった気がする。
…けど、大丈夫かな…………
………いや、大丈夫だよね、ここ、有名だし、みんなきっと好きなはず…………
「…えっと……私は、ここに…」
言いながら、私は調べたカフェのページをスマホの画面に映して見せた。
………だ、大丈夫、だよね……?
……抹茶好きじゃない、とかは聞いたことなかったけど………行きたくないかな……大丈夫だよ、ね………?
「え〜〜めっちゃいいじゃん!このパフェやば!」
「あたしこれ食べたい!あ待って!こっちも気になる!どうしよ迷う」
「まりな気が早いって」
「だって!何かこういう系?で柚が希望言ってくれたのが嬉しくて!」
「言われてみれば確かに…!」
「だ、大丈夫かな……お茶が苦手とか、ない…?」
「ないない!え、ないよねみんな?」
まりなちゃんの問いかけに、玲可ちゃんも百叶も笑顔で頷く。
「よかった…!」
「よし!じゃあルート決めよ!!」
私が意を決して提案したカフェはみんな賛成してくれて、私は心底ほっとした。


