ドロ痛な恋が甘すぎて アミュ恋2曲目
綾星くんと話していると本当に不思議。
今も明らかに心のど真ん中に深い傷があって。
蒼吾さんのことを思いだした瞬間、えぐられるように痛みだすのに。
綾星くんの声を聞くと、なぜかスーッと楽になる。
そんななか悪さを含んだ瞳を輝かせた綾星くんが、あえて私の傷をえぐってきた。
「ほのかの彼氏だけどさ」
思い出させないで欲しい。
今は何とか、心の痛みをごまかせているのに。
そんな私の心の声なんて届くはずもない。
「あの人って、詐欺師?」
え? え?
「親が入院するとか言われて、お金渡してない?」
堪えられなくなって、ぷっっと噴出してしまった。
「それはないかな」
「金せびってくる前に気づいてよかったな。だってほのかなら、人を信じて金渡しそうじゃん」
「そういう人ではないので」
「なんで言い切れるんだよ」
「彼ね、私が働いている会社の副社長だから」
「は?」