必殺スキル<子守り>だけで公爵夫人になっちゃいましたが、ほのぼの新婚ライフは幸せいっぱいです
エイミの胸がドキドキと早鐘を打つ。ジークが熱のこもった瞳で、エイミを見据えた。
「そうじゃないんだ。俺が言いたいのは、ひとりの男としてエイミが好きだってことだ」
「えっーー」
ジークの告白はこれ以上ないほどストレートだったにも関わらず、エイミは頭が真っ白になってしまい、なにを言われたのかすぐには理解できなかった。
身体中が熱くなって、鼓動はどんどん大きく、速くなっていく。このままじゃ、心臓が弾けてしまうんじゃないか。エイミは半ば本気でそんなことを思った。
「俺がそんな風に思ってたら、嫌か?」
エイミは間髪いれずに、ぶんぶんと首を横に振った。
「い、嫌なわけない。嬉しい。嬉しいに決まってます」
「無理をしてないか? 気遣いは不要だぞ」
「そんなことしてません。本当に……嬉しくて、夢を見ているみたいです」
エイミは薄々気がついていた。昨夜のモヤモヤはジークに女性として見てもらえない寂しさが原因だった。
つまり、自分は……彼に恋をしているのだろう。
初めての恋だった。その初めて好きになった、これ以上ないほどに素敵な彼が自分を好きだと言ってくれたのだ。ジークは優しいから、多少のリップサービスは含まれているかもしれないが、それでも夢のように幸せなことだ。
「そうじゃないんだ。俺が言いたいのは、ひとりの男としてエイミが好きだってことだ」
「えっーー」
ジークの告白はこれ以上ないほどストレートだったにも関わらず、エイミは頭が真っ白になってしまい、なにを言われたのかすぐには理解できなかった。
身体中が熱くなって、鼓動はどんどん大きく、速くなっていく。このままじゃ、心臓が弾けてしまうんじゃないか。エイミは半ば本気でそんなことを思った。
「俺がそんな風に思ってたら、嫌か?」
エイミは間髪いれずに、ぶんぶんと首を横に振った。
「い、嫌なわけない。嬉しい。嬉しいに決まってます」
「無理をしてないか? 気遣いは不要だぞ」
「そんなことしてません。本当に……嬉しくて、夢を見ているみたいです」
エイミは薄々気がついていた。昨夜のモヤモヤはジークに女性として見てもらえない寂しさが原因だった。
つまり、自分は……彼に恋をしているのだろう。
初めての恋だった。その初めて好きになった、これ以上ないほどに素敵な彼が自分を好きだと言ってくれたのだ。ジークは優しいから、多少のリップサービスは含まれているかもしれないが、それでも夢のように幸せなことだ。