継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です
「でも、黄色って子供っぽく見えるし」

 好きだけど、敢えて避けたのだ。

 アルはリーズの腕をぐいっと引っ張って、鏡の前に立たせた。そこに黄色のドレスをあてがう。

「ほら。どう見ても、こっちのほうがいい」
「そ、そうかな?」

 リーズは改めて、鏡の中の自分を見た。ドレスの持つ雰囲気のおかげか、ぱっと華やいで見える。思ったより子供っぽくもない。むしろ、紺色のドレスのときより女性らしく、大人っぽい印象だ。でも、それは隣に容姿端麗なアルが立っているせいかも知れない。

(やっぱり、このドレスはアルの隣に映えるのよね)

 じっと鏡を見つめていたアルが、ふぅと小さくため息をついた。

「子供……だろ。どう見ても」
「え? なにか言った?」

 アルがなにかぼやいたような気がしたが、リーズにはよく聞こえなかった。
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