継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です
「楽しかったよ、僕も」

(ずるいなぁ。こういうところはやっぱり大人だ)

 嬉しいような憎らしいような、複雑な気持ちでアルを見ていると、彼はくすりと微笑んだ。

「わかった、わかった。次は泊まりでどこか行こうな」
「そ、そんなこと言ってないし!」
「言われなくても、リーズの考えてることくらい大体わかる」

 アルが早く帰りたがった理由は、城に着くやいなやすぐに判明した。

「リーズ。こっち」

 アルはなぜか城内に入らず、リーズの手をひき中庭へと誘導した。白薔薇のアーチをくぐったふたりをハットオル家のみんなが総出でお出迎えする。ゾフィー婆やとキャロルまで来ている。

「お帰りなさーい」
 
 ノービルド城の中庭は蝋燭でライトアップされ、並べられたテーブルは白いクロスと色とりどりの花々で飾られていた。まるで夜のティーパーティーといった雰囲気だ。
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