新婚未満のかりそめ初夜~クールな御曹司は淫らな独占欲を露わにする~
 家では、時々見ているこっちが恥ずかしくなるほどラブラブ。
 三人と一緒にいると、度々もどかしくてたまらなくなる。

 金子さんは大家さんの気持ちを受け止め、大家さんがプロポーズしてくれるのを健気に待っているんだと思う。

 大家さんは、金子さんの結婚相手として認めてもらえるよう奮闘している。
 ふたりの幸せを誰よりも願っているジョージさんだが、そんなジョージさんに対し、大家さんと金子さんは申し訳なく思っている。

 このもどかしい状況が、かれこれ五年続いているわけだよね? それぞれどんな思いで過ごしてきたのだろうか。

 三人の気持ちを考えると、自分のことのように苦しくなる。

 自分の住む世界とは違い過ぎてわからないから言えることかもしれないが、今の大家さんなら金子さんの結婚相手として認められるのではないだろうか。

 寝るのも忘れるほど書き続けていて、作品に真摯に向き合っている姿勢は素晴らしいと思うし、明るくて優しくて、人を思いやれる人だ。

 大家さんなら、金子さんのご両親に認めてもらえるはず。

 ただ問題は、ジョージさんとの婚約なのかもしれない。金子さんの会社との業務提携も絡んでいるようだし。
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