時の止まった世界で君は
瀬川はしばらく考えたような表情をしてから口を開いた。
「染谷先生がそう言ってくださるなら、やらせてください。でも、まだ自分だけでは力不足だけだと思います。だから、お力添えをお願いしたいです。」
その力強い言葉に、改めて瀬川にこの話をして良かったなと安心する。
「うん。もちろん、サポートさせて。…なつを、よろしく頼む。」
その言葉には祈るような気持ちも入っていた。
どうか、また元気になれますように、明るい笑顔が見られますように。
目元に涙が浮かぶ。
あー、ここで泣いたら格好悪いな。
「…染谷先生、担当は変わっても、なつみちゃんの病室には顔を見せてあげて欲しいです。きっと、なつみちゃんにのって染谷先生は特別な人だから。……治療を行う上でも、先生がいらっしゃるだけで心強いと思うんです。」
参ったな、そこまで気が回るのか。
「うん。ありがとうな。なつの所には毎日行こうと思うよ。俺も、なつに会いたいしね。」
そう笑うと、瀬川くんも少しホッとした表情を見せてくれた。
……ついに、これからだな。
また戦いが始まる。
「これから、よろしくな瀬川。」
「はい。」
「染谷先生がそう言ってくださるなら、やらせてください。でも、まだ自分だけでは力不足だけだと思います。だから、お力添えをお願いしたいです。」
その力強い言葉に、改めて瀬川にこの話をして良かったなと安心する。
「うん。もちろん、サポートさせて。…なつを、よろしく頼む。」
その言葉には祈るような気持ちも入っていた。
どうか、また元気になれますように、明るい笑顔が見られますように。
目元に涙が浮かぶ。
あー、ここで泣いたら格好悪いな。
「…染谷先生、担当は変わっても、なつみちゃんの病室には顔を見せてあげて欲しいです。きっと、なつみちゃんにのって染谷先生は特別な人だから。……治療を行う上でも、先生がいらっしゃるだけで心強いと思うんです。」
参ったな、そこまで気が回るのか。
「うん。ありがとうな。なつの所には毎日行こうと思うよ。俺も、なつに会いたいしね。」
そう笑うと、瀬川くんも少しホッとした表情を見せてくれた。
……ついに、これからだな。
また戦いが始まる。
「これから、よろしくな瀬川。」
「はい。」