時の止まった世界で君は
今日の外来でなつに結果を伝える。

なつは、そのまま入院になるから事前に施設の方へは伝えていた。

でも、なつはまだ知らない。

きっと嫌がると思う。

だから、なつの心のケアの面も考慮して、予約は一番最後に入れておいた。

そして、その時間に合わせるように瀬川にも来てもらうようにして、説明をする。

刻々と迫るその時に、俺は緊張していた。




「先生、次の方お呼びしてもよろしいでしょうか。」

後ろで待機してもらっている瀬川に目配せをする。

俺と目が合うと、瀬川はコクリと頷いた。

「うん。お願いします。」



< 23 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop