愛は惜しみなく与う⑥
どうなってもいい

真実を知って、そしてみんなを守れるならそれでよかった

でもここに、みんなが居なかったら意味ないやん



「まだ連絡がない。あと少し待て」

「んーん。待たへん。あたし行ってくる」


そう言って雄作さんの横を通り過ぎようとすると、思いっきり肩を押されて、あたしは地面に転んだ



「出て行くなら、俺を殴っていけ。力尽くで行け。俺はな、男のあいつらの気持ちを尊重してんだよ」


「……尊重してなんやねん。それで皆、鈴みたいに戻ってこんくなったら、意味ないやろってゆうてんねん!!!!誰が守るんよ!誰が助けに行くんよ!!!

誰が……誰が救えるんよ。みんな分かってへん!!薔薇だって強いのに!!みんな数人のスコーピオンにやられてん!志木だって怪我してて…泉達も、そんな頭のおかしい喧嘩したことないもん!!」


みんなだけで行くとか無謀や


サトルのストッパーもおらん

あたしが居ればそこまで酷いことせんはずやのに、居ないから


サトルは好きにみんなを弄ぶはずや
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