Everlasting Love〜きみに捧げる永遠の愛の歌〜

 また、返事はない。顔を合わせたくないのだろう。なら、このままでもいい。聞こえるならなんだっていい。

 たった一言、本当に伝えたいこと。

「私にとって美鈴は特別だよ!!」

 飾らない言葉でまっすぐに。

 返事は相変わらずない。届かなかった?伝わらなかった?この言葉じゃ、足りなかったのだろうか。

 ガチャ。

 諦めかけた時、扉がゆっくり開けられた。

 真っ赤に目を腫らした美鈴が顔を出す。

「ほんと?」

「うん。本当だよ。」

 美鈴は泣いた。声を上げて、子供のように泣いていた。私はそんな美鈴を泣き止むまでずっと抱きしめた。

 しばらくたち、落ち着いたら、私は美鈴の部屋に通され、座って話をすることになった。

「ごめん美鈴。ずっと傷つけて。私ね、多分、ずっと、美鈴に嫉妬してたんだと思う。納得はできたけど、共感できないなって思うこと多かった。さっき美鈴に何も知らないで羨ましいって言わないでって怒ったけど、私も美鈴に対して同じこと思ってるから、だから余計苦しかったんだ。私は美鈴に甘え過ぎていたんだって。ずっと、そう。私の方が苦しいのにって、比べて押し付けるつもりなんてないのに、行動はそれを示していて、そんな自分を認めたくなくて、責任を美鈴が理解できないからってことにして押し付けた。」
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