一生ものの恋をあなたと
「まこちゃん、落ち着いて⁉︎」

「大事な妹に手を出されて、落ち着けだと…?」

「あ、あの!
今日は結婚の承諾を得るため、
ご挨拶に伺いました!」

ぎゃっ‼︎
蓮⁉︎
言っちゃったよ…

「なんだと〜⁉︎」

「…誠、落ち着きなさい。
愛ちゃんだってお年頃なのよ?
見なさい、ちゃんと。
こんなに和やかにお話中なの。
お邪魔はあなたよ。」

「紫!」

「蓮くん?
初めまして。
長谷川紫です。
斎から話は聞いてます。
弟がお世話になっているわね。」

「朝倉蓮です。
こちらこそ、斎さんにも雅さんにも
お世話になっております。」

「フフフ。
聞いてた通り、真面目くんだわ。
よろしくね。」

「はい!
宜しくお願いします!」

「…お前、忘れられない最高の女って…」

「すみません!
…愛のことです。」

「……ハァ…。
で、より戻したのか?」

「あ、はい!
誤解も全て解けました。」

蓮…まこちゃんと話してたの⁇

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