一生ものの恋をあなたと
もう、2人の間に隙間を作りたくないくらいに好きで、離れたくなくて…
唇を重ねた後は、早く一つになりたくて…
蓮を受け入れたかった。

破瓜の痛みは想像以上だったけど、
蓮が私の中にいる、その事実に涙が溢れた。

「…愛? ごめん、痛いよな…⁉︎」

「…ん、あ、違う…
これは……痛いけど、嬉しくて…
蓮が、私の中にいるんだよね…?
今、私の中に蓮がいるんだって思ったら幸せで…」

「あ、愛っ‼︎
あんまり………煽らないでくれ。
俺、初めてで、も…もう余裕ないのに!」

本当に余裕なさげに、切なそうな目で見下ろしてくる蓮。

「あ、煽ってなんかないよっ!
…んっ! 蓮! 」

そこから先はただ、蓮の動きについていくだけ……

一生懸命、って言葉が、私達2人にはぴったりだったもしれない。
とにかく、2人で頑張って事を終えた。
終わった後も、蓮は私を労ってくれて、すごく優しくて。
顔中にキスの雨。

……本当に幸せだった……


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