一生ものの恋をあなたと
「朝倉蓮くんね。
お兄様からお話は伺ってます。
私は広報部長の長谷川雅です。
あなたのことは、私と中森で入社前、入社後も指導していくことになります。
宜しくね。」

見た目の雰囲気と全く違う、しっかりとした口調。
それに、この若さで広報部長⁉︎
いや、それよりも長谷川って言った。
と言うことは、創業者一族か。

「…宜しくお願いします。」

「あ、私のことは雅さん、って呼んでね。
社内では旧姓で通してて。
ここは長谷川だらけだからね。」

「あ、はい!
わかりました。」

「…目上の人に対して、今の場合は
『承知いたしました。』
の方がいいわね。」

「でた!
雅ちゃんのしごき〜。
蓮くん、もう君、始まってるよ〜。
ま、頑張って!」

「あ、しょ、承知いたしました…。」

「フフフ…そんな緊張しなくても。
ま、頑張りましょ?」


こうして、俺のHASEGAWAへの入社は認められた。

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