鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
想いの丈を言い切った私はその勢いのままに、鬼畜に自分からキスをしてベッドに鬼畜の身体を押し倒してしまっていて。
そんな大胆な行動に出た私のことを鬼畜は驚愕の表情で見つめたままでいる。
まさに茫然自失。鬼畜は心ここにあらずって感じで状況が呑み込めていないってご様子でフリーズしてしまっている。
「ちょっとっ。ちゃんと分かってんの?」
一方の私はと言えば、一度吐き出してしまえば、もう後はなるようになってしまえって感じで、羞恥なんてなんのその、前進あるのみだ。
当然、呆然自失に陥っている鬼畜に構うことなく、鬼畜のネクタイに手をかけた私は、襟元からそれをシュルッと抜き去った。
そして今度はワイシャツのボタンへと手をかけたところで、ようやく我を取り戻したらしい鬼畜の手によって手首を掴まれてしまい。
形勢逆転、あっという間に鬼畜によって私の身体はベッドに組み敷かれてしまっていて。
一瞬だけ、あのニヤリとした厭らしい微笑をチラつかせた鬼畜の表情が次の瞬間には跡形もなく消えてしまっていて、視界には無表情を決め込んだ鬼畜の甘いマスクがいっぱいに映し出されている。
錯覚なのかと思った私が何度か瞬きを繰り返しているところへ、鬼畜の甘やかな声音が聞こえてくるのだった。