鬼畜御曹司の甘く淫らな執愛
「『いいんですか?』じゃないわよ。私は隼がいいの。隼の良いところも悪いところも、どうしようもなく好きなの。隼の白濁でも愛おしくて飲んじゃうくらい、細胞レベルで。隼が言ってくれたのと一緒で、私にとっても隼は唯一無二の大事な人なの。だから、もう二度と『僕なんか』なんて言わないこと。いい?」
「……はい」
すっかりヘタレ思考に陥ってた隼に、私の想いがようやく伝わったのか、今度はしっかりとした口調でゆっくりと噛みしめるようにして応えてくれた隼。
隼の王子様然とした甘いマスクはくしゃくしゃで、今にも泣き出しそうな表情で微かに微笑を湛えている。
そんな隼の姿に、こんなにも想ってもらえてるんだ、そう思うとぐっときちゃって。
泣いてしまいそうになった私は、隼にぎゅっと抱きついていた。
「もう、何泣きそうになってんのよ?」
「好きな女性に同じように想ってもらえて、こんなに幸せなことはないなって思って」
自分だって泣きそうなクセに、泣くのを堪えるために、隼にわざと強気なことを言ったら、微かに震えた声音が返ってきて、またぐっときて。
なんとか速くこのしんみりしてしまった雰囲気を払拭したくて、私はまたわざと強気な言葉を放つのだった。
「そんなこと思ってる暇があるなら、今度は隼がどんなに私のことを好きかを行動で示してくれなきゃダメでしょ? ほら、分かったらさっさと縄で束縛しなさいよね」