この恋シークレット ~アイドルと運命の出逢いをしました~
コンサートも終了し、照明がつき明るくなった会場。
ファンの子達はまだ興奮冷めやらぬ状態で、退場していく。蒼の衝撃な告白もあまり影響せず、今日のコンサートに満足している様に見える。
葵は、未だ放心状態。座席に座ったままだ。
会場を後にする日比谷アナが優しく葵の肩を二度『ポンポン』と叩いて、家族と共に去って行く。
それは、まるで『頑張れよ』と言ってくれている様だった。その優しさにまた目が潤む。
現実なのか、何か夢を見ているのかわからない状態。チケットに、席で待つように書かれていたが、言われていなくても動けなかっただろう。
どれ位の時間が経ったのだろう。あれだけ賑やかだった会場は静まり返っている。時折、片付けをする音とスタッフの声だけが聞こえるが、さっきまでの喧騒が嘘のようだ。
葵の周辺も、たまにスタッフが通るが特に注意される事はない。
ボ~ッとしている葵。
その時、後ろから『トントン』と肩を叩かれた。
ファンの子達はまだ興奮冷めやらぬ状態で、退場していく。蒼の衝撃な告白もあまり影響せず、今日のコンサートに満足している様に見える。
葵は、未だ放心状態。座席に座ったままだ。
会場を後にする日比谷アナが優しく葵の肩を二度『ポンポン』と叩いて、家族と共に去って行く。
それは、まるで『頑張れよ』と言ってくれている様だった。その優しさにまた目が潤む。
現実なのか、何か夢を見ているのかわからない状態。チケットに、席で待つように書かれていたが、言われていなくても動けなかっただろう。
どれ位の時間が経ったのだろう。あれだけ賑やかだった会場は静まり返っている。時折、片付けをする音とスタッフの声だけが聞こえるが、さっきまでの喧騒が嘘のようだ。
葵の周辺も、たまにスタッフが通るが特に注意される事はない。
ボ~ッとしている葵。
その時、後ろから『トントン』と肩を叩かれた。