この恋シークレット ~アイドルと運命の出逢いをしました~
葵は、原田さんかな?と振り返り目を見開く。
次の瞬間、ギュッと抱き締められた。
今までステージで動き回っていた筈の蒼は、急いでシャワーと着替えをしたのだろう。乾ききっていない髪からシャンプーのいい匂いがする。
「葵、お待たせ」そのひと言で、この2年が報われた気がした。
「蒼さん…」感極まって言葉が出ない。
「何か、さんは嫌だな」
「エッ、でも…同じ名前だし…蒼くんでいい?」
「さんよりはいいかな。葵、何か綺麗になった。ステージから見て、葵がキラキラしててすぐにわかった」
「キラキラしてるのは、蒼くんでしょ?」
「しっかり見てくれた?」
「うん。凄く格好よかった」
「…葵に言われると照れる」頬が赤らむ蒼。
「蒼くんを、ずっとずっとテレビでも見てたよ」
「葵、ありがとう。俺も葵を忘れた事はないよ」
「ありがとう」
そこで、向かい合ったふたりの視線がしっかり合った。
次の瞬間、ギュッと抱き締められた。
今までステージで動き回っていた筈の蒼は、急いでシャワーと着替えをしたのだろう。乾ききっていない髪からシャンプーのいい匂いがする。
「葵、お待たせ」そのひと言で、この2年が報われた気がした。
「蒼さん…」感極まって言葉が出ない。
「何か、さんは嫌だな」
「エッ、でも…同じ名前だし…蒼くんでいい?」
「さんよりはいいかな。葵、何か綺麗になった。ステージから見て、葵がキラキラしててすぐにわかった」
「キラキラしてるのは、蒼くんでしょ?」
「しっかり見てくれた?」
「うん。凄く格好よかった」
「…葵に言われると照れる」頬が赤らむ蒼。
「蒼くんを、ずっとずっとテレビでも見てたよ」
「葵、ありがとう。俺も葵を忘れた事はないよ」
「ありがとう」
そこで、向かい合ったふたりの視線がしっかり合った。