この恋シークレット   ~アイドルと運命の出逢いをしました~
仕事終わり、会社から少し離れた個室のある居酒屋に入ったふたり。

「「かんぱ~い」」

「葵、やっとゆっくり話が出来るね」

「確かに。最近仕事も忙しかったね」

「だね~。で?引っ越ししてどう?」

「うん。蒼くん忙しいから、まだゆっくり一緒にいる事がないかな」

「そうだよね。寂しいね」

「日々の生活に精一杯で、まだ寂しいと思う暇もないよ」

「ご飯とかどうしてるの?」

「たまに、蒼くんの分も作ってる」

「そうなんだぁ~蒼の日常って想像出来ない」

「私もまだ慣れないよ」

「蒼のオフショットが見れるなんて贅沢だよ」

「う~ん。私、元々蒼くんの事知らなかったじゃない?だから、あまり実感がないって言うか…もちろん、テレビの姿も見るけど、私の中では別なイメージなんだよね。上手く言えないけど…」

「そっかぁ。私にとっての芸能人の蒼と葵の中での蒼くんは、全く別って事だね」

「うん…」









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