天使になりたかった悪魔


「あの…。昨日はごめんね!驚かせるつもりはなかったんだ。」


「きゃぁ----!!」


悪魔に気づいた天使は、昨日と同じで、悲鳴をあげてどこかへ飛んで行ってしまった。


「あっ!待って!
ごめんね…
……って、聞いてほしかったな。」


僕はうなだれて、また建物の影に隠れた。




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