天使になりたかった悪魔


すると、聞こえてきた。

昨日と同じ、澄んだ声が。


「そよそよなびく朝の風に、純心の羽で幸せを運べ~♪」


僕は、驚かさないように慎重に天使に近づいて行った。

そして、思い切って声を掛けた。




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