天使になりたかった悪魔


太陽の光が差し込んできた時に、おかしなことが起こった。

なんと!
陽の光を浴びた部分の僕の体から、煙が出てきたんだ!


僕は反射的に、建物の影に隠れた。


「なんで…?」


久しぶりに声を出して、更に驚いた。

今までの美しく透き通った声じゃなくて、悪魔みたいな、しわがれた声になっていたからだ。




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