腹黒王子に逆らうな!
約束通りMay
梅永君と会ってから、一週間が経つ。

やっぱり仕事は忙しいみたいで、テレビをつけるとバラエティ番組や生放送に絶えず出演していた。

改札をくぐり、ぼーっと冴えない頭で学校へと向かう。

「やっぱ夢だったのかなぁ」

実写化の話は何度か確認のメールが来てるから夢じゃないけど、梅永君は学校に来てないし幻覚だったのかも。

大体、人気俳優が無名作家のファンなんて都合良すぎ……。
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