溺愛しすぎじゃないですか?~御曹司の初恋~
Side大輝

やっと一緒に住めるようになったのに仕事も忙しくてクリスマスも何も出来なかった。
しかも正月も実家に呼び出されるおかげで二日も李子と離れなきゃいけないし。
親戚の集まりだって、もう従兄妹たちもいい年なんだからいるのか?
仕事関係の挨拶は一平社員の俺はまだいいって言われたから李子のとこに行きたかったのに、何で俺が母親の親友とその娘の相手をしなきゃならないんだよ。

あー、李子に会いたい。

ようやく李子を迎えに行ける。

お昼くらい食べて行けと言う母親を無視し午前中に実家を出た。
年末ギリギリまで仕事して、やっと休みになったのに彼女にも会えず何で実家にいなきゃいけないんだ。

李子の実家、内藤さんの家には初めて会う李子の弟がいた。
北海道で獣医を目指してるとか言ってたな。
達也君とは気も合い話も盛り上がった『兄貴ができたみたいで嬉しい。』と俺の事も歓迎してくれた。

良かった。





二月十四日のバレンタインデー、やっと落ち着いて二人で迎える初イベントと思っていたのに仕事のトラブルで帰るのが遅くなった。

それでも『確かにイベントも大事だけど大輝と毎日一緒に入れる方が嬉しいから。』と嫌な顔せず笑顔で『おかえり』と迎えてくれる李子はやっぱり天使だ。

翌日の土曜日は李子がくれたセーターを着て、李子がずっと行きたがっていた水族館に行った。

水槽の前でキラキラ目を輝かせている李子、マジ天使!
周りの奴ら、李子が可愛いからってジロジロ見るな!
あー、早く家に連れて帰って俺一人で独占したい。




李子が久しぶりに実家に行くと言うので俺も青依と飲みに行った。
そこで李子の友達の奈津ちゃんと付き合いだしたと聞いてビックリした。
李子からその話が出ないと言う事は知らないんだろうな。
奈津ちゃんから直接聞くまで黙っておこう。


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