大切な人達よ

「まぁとりあえず生徒会室に入ってから決めましょうか、」


そうだな、これって後で全校生徒に知らせるけど今ばれたら大騒ぎなるしな。


梓以外はそれぞれ自分の場所にすわり、話をしようとする体制に入る。


「よっこらせっと、」

こいつのせいで真剣さは台無しだけどな？


「お婆ちゃんかよ、」

「絞め殺すわよ？」


いや、普通にこえぇよ、ホラーだよ

「まぁ、とりあえず、バカップルは黙ってくれる？」


俺らバカップルじゃねぇけどな

「私の転校先での性格はどうすればいいかしら？」


こいつは一時期社会勉強としてモデルとか女優の仕事をしてたから演技はプロ並だ


だから澪華はよっぽどの事がねぇ限り今日決めた自分の演技は演じきれるだろう
澪華に、聞かれた俺たちは悩む、


すると、真っ先に手を挙げたのは隣に座るお婆ちゃ、梓だった


「はい！私は天然無自覚変人美少女な子がいいと思いまーす！」

「嫌々突っ込み所満載じゃねぇか！」


「あの、梓…」

ほら！さすがに梓大好き人間の澪華でも困って、、、


「私美少女じゃないのよ？性格ならまだしも顔までは変えられないわよ？」

ちげぇよ！そこじゃねぇよ！


っつか、別に演じなくても天然無自覚美少女じゃねぇかよ！


それを伊吹も理解したんだろう


「じゃあそのままの性格で変人を加えればいいんじゃねぇの？」

そうだよな、それが一番じゃね？


すると澪華は分かったと言いながら“でも、”と言葉を続けた


「でも変人って主にどう言うのが変人なのかしら…？」

あっ、そういえば梓の思ってる変人ってなんだろうな


すると春が「それはあれじゃないかな？理事長みたいに喋り終わるときにじゃろ、とかつけたりとか」


澪華が理事長のようなしゃべり方をしている場面を思い浮かべる、

「「「「ぶふっ、」」」」


「ちょっと、勝手に想像したのにその反応は失礼と思うわよ？」

だって想像してみたらおもしれぇし